MDM(モバイル端末管理)とは
掲載日:2019年10月17日
更新日:2023年12月20日
モバイル端末のセキュリティ問題には
MDM(モバイル端末管理)の導入が有効
今や社員一人ひとりがスマホやタブレットを持ち、オフィス以外でもオフィスに居るかのようにビジネスができる時代になりました。しかし一方で、データの流出や機器の紛失・盗難などのセキュリティ管理が重要な課題となっています。そこで取り入れたいのがMDM(モバイル端末管理)です。本ページではMDMを取り入れることでどんなメリットがあるのかご紹介します。
そもそもMDM(モバイル端末管理)とは?
MDMとは、Mobile Device Managementの略で、その名のとおり、スマホやタブレットなどモバイル端末を管理する仕組みのこと。端末それぞれにセキュリティシステムを取り入れたり、手作業でチェックをしたりすると、時間もコストも大きくなってしまいます。そこで導入したいのがMDMによるモバイル端末の一元管理。MDMの代表的な機能は次の通りです。
1.パスワードロック |
MDMを活用すれば、情報漏えい対策の基本であるパスワードロックをMDMの管理画面から強制的に設定できます。 |
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2.リモートロック |
紛失や盗難に遭った際、管理者画面から遠隔操作で機器をロックし、情報漏えいのリスクを軽減することができます。 |
3.リモートワイプ |
遠隔操作で端末を工場出荷時の初期状態に戻すことができます。端末内の情報をすべて消去することで、情報漏えいを防ぎます。 |
4.アプリケーション制限 |
端末で利用可能なアプリケーションを限定することができます。パスワードロックやリモートロック、リモートワイプの機能があっても、モバイル端末そのものにウイルスソフトがインストールされると情報漏えいの可能性が高いため、業務に関係のないアプリケーションのインストールや起動を制限できます。 |
以上の4つの機能以外にも端末の位置情報を取得し、紛失した端末の捜索や社員の動向を確認できる機能などさまざまな機能がありますが、トラブル発生時の情報漏えいリスクを最小限に抑えられるのがMDMの最大の特徴です。情報化社会のいま、MDMはビジネスに欠かせません。
MDM選定のポイントとは
では実際、MDMを導入する際にどのようなポイントでMDM製品を選べばいいのでしょうか。
ポイントを説明します。
1.セキュリティ機能
最も重要なのがセキュリティ機能です。社員数や端末の用途を考え、それに合ったセキュリティレベルのものを選びましょう。例えば、個人情報を扱う場合は、情報漏えいにより会社の信用問題に発展するため、紛失時のリモートロックが必須です。社員による個人的な利用を防ぐには、利用可能なアプリケーションを制限することもポイントになります。
2.マルチデバイス対応
社内ではパソコン、移動中はスマホ、商談中にはタブレットと、ビジネスシーンによって端末を使い分ける場合があります。そのため、さまざまな端末に対応していることは重要なポイントです。
3.運用のしやすさとコスト
導入しても使い勝手が悪ければ、MDMのメリットが発揮されません。管理画面が直感的に分かりやすいこと、新しく導入する端末にも迅速に対応できること、セキュリティ情報が自動更新されることなど、管理する人の使いやすさを考えたシステムを選ぶことが大切です。さらに導入コストの明確さもポイントです。会社によって使用する端末台数は異なるため、端末を増やしたいときに随時対応可能な製品を選ぶようにしましょう。
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