CMSとは?導入前に正しい基礎知識 を!
掲載日:2019年10月01日
更新日:2023年12月21日
多くの企業で利用され、知名度も高いCMS。しかし、CMSが持つ機能やメリットなどをしっかりと把握している方は意外と少ないかもしれません。企業としてCMSを導入するなら、その前にCMSの基本について知っておくことが重要です。今回は、そんなCMSとは何か徹底的に解説します。
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そもそもCMSとは?
CMSと聞いたことはあっても、そもそもCMSとはなにか理解はできていない方もいるかもしれません。CMSとはContents Management System(コンテンツマネジメントシステム)の略称で、専門知識がなくても感覚的にWebサイトの更新できる仕組みのことです。本来Webサイトはイメージ通りつくるために文章や画像の「大きさ」「位置」「段落」などをHTMLやCSSで指定する必要があります。それに対し専門的な知識がなくても感覚的にWebサイトを作れるのがCMSの強みです。
CMSは、普段の業務で使用しているワードやエクセルなどのオフィスソフトを操作するのと同じような感覚で、テキストの入力や画像の貼り付けといった程度のパソコンスキルさえあれば、初心者でも簡単にWebサイトの作成・編集・更新などが可能です。こうした簡単な操作性によって、CMSは中小中堅企業から大企業まで企業規模や業種を問わず、数多くの法人でWebサイトの構築やリニューアルに利用されています。
CMSにはどんな機能があるのか?
CMSは簡単な操作に加えて、多機能性も魅力のひとつです。国内外の多くのベンダーがCMSサービスを提供していますが、それぞれに特徴があります。以下に基本的なCMS機能をご紹介します。
・感覚的な操作によって自由にテキストを入力したり、画像を貼り付けたりできる
・文字の大きさやフォント、画像のサイズや向きなども自由に変更できる
・テンプレートから選ぶだけでデザインやレイアウトを簡単に設定、変更できる
・更新履歴の保存が可能なので、過去のページを公開することもできる
・指定した日時に予約しておけば、好きなタイミングで更新できる
・権限を設定すれば、複数人で管理ができる
・マルチデバイスに対応したサイトを構築できる
・デザイン・システム・品質基準を一元管理で統一できる
・細かな承認フローの設定によって、組織のガバナンスを強化できる
CMSの機能は課題の解決にもつながる
CMSの多様な機能は、企業が持つ課題の解決につながることもあります。CMSを使い解決が期待できる課題は以下のようなものがあります。
安定的に運用できない |
管理できる担当者が決まっていたり、作業ができるタイミングが限られていたりすると、更新したいときにできないといった問題が発生します。CMSの導入によって、誰もが簡単・スピーディにサイトの更新・追加をすることが可能になり、管理面での安定化を図れます。また、マルチデバイス対応や、多言語対応によってユーザの閲覧性向上にもつなげられたりするので、企業イメージのアップも期待できます。 |
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工数がかかる |
初心者にも扱えるCMSの導入はWeb担当者の工数軽減につながり、生産性向上も期待できます。細かな作業に忙殺されていた担当者が、CMSの導入でより価値の高い仕事に注力できるようになるので、個人や会社全体の生産性向上にもつながります。 |
統一感がない |
ガバナンスの強化が可能なCMSでは、管理の一元化により無駄な作業を減らしたり、品質を安定させたりすることができます。国内外に多くの支社や支店を持っている企業は、各担当者によってWebサイトのデザインやコンテンツ内容にばらつきが出てしまいがちです。CMSを使うことでそうした問題を解決し、統合されたWebサイトの運用が可能になります。 |
CMSのメリット
CMSを導入することにより得られる主なメリットについてご紹介します。
更新の効率アップ |
CMSによって、Webサイトの更新作業が簡単かつ素早くできるようになります。CMSなら更新や修正・追加作業などを行える担当者を増やし、業務の分担も可能です。特定の個人に業務が偏らないようにすることで、Webサイトの管理に関するリスクを減らすことができます。また外部の専門業者に修正・更新依頼をする必要もないため、人件費の面でもコスト削減効果が期待できます。 |
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SEO対策効果 |
分かりやすい内部構造のWebサイトは、検索エンジン上での評価が高くなると言われています。そのため、CMSで内部構造を最適化すれば、SEO対策効果が期待できるでしょう。 |
CMSの選定のポイント
CMSについての理解が深まったところで、CMSの選定のポイントについて解説します。選ぶポイントとしては、以下のようなものがあります。
目的にあった機能 |
CMSには、さまざまな機能を搭載したものがあります。導入前に社内で関係者にヒアリングし、自社に必要な機能の洗い出しをすることが大切です。そのためには、CMSを導入する前にサイトの中身や管理方法などを具体的に考えておく必要があります。 |
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使いやすさ |
頻繁に使うことになるであろうCMSは、使いやすさも重要です。表向きの売り文句だけを見るのではなく、試用ができるものは積極的に活用するのがおすすめです。 |
セキュリティ |
サイバー攻撃から守るためのセキュリティが大切です。情報の漏えいやWebサイトの改ざんは、企業イメージやブランドの低下、業績にも打撃を与える場合があります。企業の規模や業種によらず、CMSの選定の際にはセキュリティ対策についてしっかりと確認しましょう。 |
社内環境との相性 |
新たなCMSを導入する際には、既存システムや既存サイトとの相性を確認しましょう。作業手順、デザインなどプロジェクトの進め方と親和性が高いものを選ぶことで、スムーズな移行が可能です。 |
CMSの選定のポイントを詳しく見る
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基礎知識はCMSの選定に役立つ
CMSの基礎知識は深まりましたでしょうか。専門知識がなくても感覚的に使えるのがCMSのメリットでもありますが、CMSの導入を考えているのならば、基本的な知識やメリット・効果などを把握しておくべきでしょう。現在は多くの種類のCMSが市場に出ています。機能やセキュリティ対策も千差万別です。CMSを詳しく知ることで、自社にとって最適なCMSの選定が可能になります。
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