【法人向け】オフィスや店舗、事務所にWi-Fiを導入!
メリットや選び方を解説

掲載日:2022年09月15日
更新日:2026年05月26日

近年、テレワークやリモートワークの普及により、オフィスや店舗、事務所にWi-Fiを導入する企業が増えています。Wi-Fiを導入することで、業務効率の向上や顧客満足度の向上など、さまざまなメリットが期待できます。
この記事ではまず「Wi-Fiとは何か」を解説し、次にオフィスや店舗、事務所にWi-Fiを導入する具体的なメリットとWi-Fiルーターの選び方を紹介します。Wi-Fiの導入を検討している方、メリットや注意点を知りたいという方は、ぜひご一読して、参考にしてみてください。

目次

    Wi-Fiを導入する前に知っておきたい
    2つのポイント

    Wi-Fiの導入を考えている方も、現在運用されている方も、改めてWi-Fiに関する基本事項をおさらいしておきましょう。

    オフィスや店舗、事務所にWi-Fiを導入!メリットや選び方を解説

    Wi-Fiと無線LANの違い

    Wi-Fiと無線LANは、どちらも電波を使って機器やインターネットなどのネットワークへ無線(ワイヤレス)で接続する技術なので、同じ意味で使われることが多いのですが、実は違いがあります。

    「LAN(ラン)」とは、Local Area Network(ローカル・エリア・ネットワーク)の頭文字を並べたもので、オフィス内や家庭内などの限られた範囲でコンピュータ同士が相互に情報通信できるよう構築したネットワーク(通信網)のことを指します。無線LANは、LANケーブル(有線)の代わりに電波を使い無線で接続する仕組みのことです。
    当初は有線のLANケーブルで接続する仕組みとして広がりましたが、現在は電波を使って接続する仕組みである「無線LAN」が一般的になっています。

    一方、「Wi-Fi(ワイファイ)」とは、Wireless Fidelity(ワイヤレス機器の相互接続性を保証する)の略で無線LANの統一規格の1つです。規格が統一されたことで、異なるメーカーの機器の相互接続が保証され、円滑に接続できるようになりました。今では、無線通信ができるプリンタなどにWi-Fiマークが付いているのを見かけますよね。

    このため無線LANを指してWi-Fiと呼ぶことも多く、無線LANとWi-Fiはほぼ同じものとして認知されています。

    固定回線(光回線)とモバイル回線の違い

    Wi-Fiや無線LANは目に見えない電波ですが、私たちが普段あまり意識せずに使っているインターネットは「回線」が支えています。オフィスや店舗、事務所などでインターネットをWi-Fiで利用したい場合は、まず元となる「回線」が必要になります。

    Wi-Fiルーターはインターネット回線から電波を飛ばして使えるようにしているだけなので、Wi-Fiを使うには、モバイル回線あるいは固定回線(光回線)の契約が必要となります。
    このどちらを選ぶかが大きなポイントになります。

    モバイル回線は携帯電話会社が提供する通信回線を利用して接続します。電波による通信のため工事不要で、導入までの期間が短いというメリットがありますが、通信速度や安定性では固定回線(光回線)が優れています。光回線なら基本的に通信量に制限もなく同時利用数の制限もないので、オフィスや店舗には光回線でWi-Fi利用がおすすめです。
    光回線は小規模の事務所でも、社員の多い企業でも対応できる、インターネット利用におけるスタンダードな回線といえるでしょう。

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    • ご契約いただいているお客さまへのアンケート調査の結果です。10段階の点数項目(10点:非常に満足←→1点:非常に不満)における6点以上の合計。2023年10月31日~2023年11月16日実施/回答数177社

    オフィスや事務所用の光回線としてご活用いただけます。ぜひ、ご検討ください。

    また、どちらの回線を使う場合でも、Wi-Fiでインターネットに接続するには、「Wi-Fiルーター」が必要です。Wi-Fiルーターによって、パソコンやスマホ、タブレット、電子決済用のデバイスなどがワイヤレスでインターネットに接続できるようになります。

    オフィスや店舗、事務所にWi-Fiを導入する
    3つのメリット

    オフィスや店舗、事務所にWi-Fiを導入する3つのメリット

    ここでは、オフィスや店舗、事務所にWi-Fiを導入する3つのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

    オフィスがスッキリして自由度が上がる

    インターネットを利用する場合、有線(LANケーブル)だと配線の関係上、デスクやパソコンの位置をある程度固定化する必要があります。そのためオフィスレイアウトに制限が生まれ、柔軟な配置転換や自由な入れ替えが難しくなります。
    しかしWi-Fi(無線LAN)を使うことで、配線の必要がなくなり、オフィスや事務所のレイアウトの幅が広がります。足元のケーブルもなくなるため、清掃もしやすく整然とした空間にすることが可能です。

    最近、オフィスにおいて個人の席を固定しない「フリーアドレス」を導入する企業が増えています。自由な移動によって社員の気分転換を促し、さまざまなメンバーと対話する機会を増やすのがねらいです。このような仕組みにはWi-Fiの導入が欠かせません。生産性の向上や社内コミュニケーションの活発化にも、Wi-Fiが一役買っているのです。

    オフィスへの訪問客や店舗利用者の利便性が高まる

    テレワークが浸透し、外出時にノートパソコンを持つ人が増えました。それに伴い、オフィスの訪問客の中にはフリーWi-Fiを必要とする人も増えているのではないでしょうか。

    オフィスエントランスや来客用会議室などでフリーWi-Fiを提供することで、来訪者に喜んでもらえるだけでなく「来客用の通信環境整備に積極的な企業」というイメージの向上も期待できます。

    また店舗では、フリーWi-Fiを提供することで、料理やドリンクを待つ間に「スマートフォンでゲームをしよう」「フードやドリンクの写真をSNSに投稿しよう」など、お客さまが通信量を気にせず快適に時間を過すことができます。店舗でのお客さま満足度も高まり「また利用したい」と思ってもらえ、リピーターの獲得にも繋がります。
    国内ではフリーWi-Fiスポットは減少傾向にありますが、訪日外国人はフリーWi-Fiを求める傾向があるそうです。インバウンド獲得を狙いたい事業者は、Wi-Fi導入を積極的に検討した方がいいでしょう。

    安定した通信環境がスタッフの働きやすさを向上させる

    Wi-Fi環境は、社内や店内で働くメンバーの働きやすさを向上させてくれます。
    ネット接続して作業するには決まった場所じゃないとダメ、という状況がなくなり、ノートPCを片手に気軽に事務所内を移動できて、好きな場所で打ち合わせや作業ができる環境ならば、生産性の向上も期待できます。

    また、休憩スペースなどにもWi-Fi接続できる環境を整えれば、スタッフの満足度も上がるかもしれません。特に外国人労働者はインターネット経由で母国の家族や友人たちと頻繁に連絡を取るので、通信費を節約できるWi-Fi環境があると喜ばれるでしょう。
    動画やSNS、ゲームや音楽を気軽に楽しめる環境を作ることで、メンタルケアの一環にもなり、働くみんなに「快適で働きやすい職場」だと感じてもらえると思います。

    業務用と家庭用Wi-Fiルーターの
    4つの違い

    オフィスや店舗にWi-Fiを導入するときにはどのようなWi-Fiルーターを導入すればよいのでしょうか?Wi-Fiルーターは、業務用(事業用・法人用)と家庭用に大きく分類できます。この業務用と家庭用では何が異なるのか、ここではその違いを4つにまとめました。以下、一つずつ説明していきますので内容を参考にして自社にあったWi-Fiルーターを選んでください。

    業務用と家庭用Wi-Fiルーターの違い

    同時に接続できるデバイス数

    小規模オフィスでも大きめの事務所や店舗でも、まず気を付けないといけないのがWi-Fiルーターの同時接続台数です。
    同時接続台数は、そのスペース内でWi-Fiを利用する「人数」ではなく、インターネットに接続して利用する機器の台数、つまり「接続可能デバイス数」で計算する必要があります。

    家庭用Wi-Fiルーターの接続可能デバイス数は一般的に20台未満です。 それに対して業務用Wi-Fiルーターは数10台~数100台の同時接続に対応できます。
    では、可能接続台数以上に接続した場合はどうなるのでしょうか。接続台数が10台となっているWi-Fiルーターに11台以上接続できることがありますが、11台目を超えて接続した場合は、通信速度が遅くなることがほとんどです。

    どのくらい遅くなるかについては利用状況によって変わりますが、ブラウザのページ読み込みが極端に遅くなったり、再生中の動画が途中で止まったりすることがあります。資料のアップロードやダウンロードに時間がかかったり、オンライン会議が途切れたりしてしまっては、業務に支障をきたす可能性もあるでしょう。
    なるべく最大接続台数以上は接続しないように気をつけましょう。またオフィスや事務所では同時接続台数の多い業務用Wi-Fiルーターを選択するのが賢明です。

    セキュリティレベル

    Wi-Fiルーターは通信内容を暗号化することで通信の安全性を高めています。暗号化規格・方式には一般的に解読が難しいとされるWPA2/AESが採用されています。2018年にはWPA2よりさらにセキュリティー強度が高いWPA3も登場しています。

    この点では業務用・家庭用で大きな違いはありませんが、業務用Wi-Fiルーターは暗号化に加えて、接続ログを取って後からどのユーザがネットワークを使ったか確認できるRADIUSや、システム上の登録利用者の情報を集約し一元的に管理することができるLDAPなど、外部認証サーバと連携したセキュリティ機能を備えています。

    不特定多数のお客さまが来店する飲食店や、来訪者の多いオフィスなどでは、セキュリティレベルは無視できない要素です。インターネット利用における安全性を重視する場合は業務用Wi-Fiルーターがおすすめです。

    管理機能のレベル

    業務用Wi-Fiルーターは高度な管理機能が備わっており、ネットワーク管理者が設定やセキュリティの管理を行いやすくなっています。一方、家庭用Wi-Fiルーターは一般の利用者向けに簡易な操作インターフェースが提供されており、管理機能は限定的です。

    例えば業務用Wi-Fiルーターは、セキュアなリモートアクセス機能を提供する場合があります。これにより、管理者は外部からルーターにアクセスして設定や監視を行うことができます。
    またスケーラビリティにも優れていて、ネットワーク環境の拡張や追加機能の実装に柔軟に対応できる設計となっています。これによりビジネスの成長や変化に合わせて拡張やアップグレードが可能です。

    ただし、具体的な管理機能の提供は各製品によって異なるため、必要な管理機能をチェックする際には、製品の仕様やマニュアルを確認することが重要です。

    導入コスト

    性能によって価格差はありますが、家庭用Wi-Fiルーターは1万円程度の相場に対して、業務用Wi-Fiルーターは高度な設定機能や耐久性が求められるため、本体価格で2万円~5万円ぐらいが相場となります。このほかに機器のメンテナンスや点検費用などのランニングコストが発生します。
    しかし、業務用Wi-Fiルーターは機器の保証期間が長いものが多く、遠隔操作で機器管理やメンテナンスがしやすいモデルも登場しています。

    オフィスや店舗、事務所で使う場合、Wi-Fiルーターのトラブルや故障で業務が滞ると、ビジネスに大きな影響が出るおそれがあります。
    運用やメンテナンスのことを考慮して、十分な予算確保を見込んでおくと良いでしょう。

    法人向けBIGLOBE光 1ギガのお申し込みの方へ、特典で1ギガ用ルーターをプレゼントしています。導入コストを抑えられるので、ぜひご活用ください。

    以上、ここでは業務用Wi-Fiルーターと家庭用Wi-Fiルーターの違いについて説明しました。
    次項では、オフィスや店舗、事務所に合ったWi-Fiルーターを選定するポイントを解説します。

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    オフィスや事務所、店舗に合った
    Wi-Fiルーターを選ぶ3つのポイント

    ここでは、Wi-Fiルーターを導入する流れに沿って、選び方のポイントを紹介していきます。Wi-Fiを導入する目的や、設置するオフィスや店舗、事務所の環境、必要なスペックなどを確認していくと、自社にフィットするWi-Fiルーターはどんなモデルなのかが浮かび上がってきます。

    オフィスや事務所、店舗に合ったWi-Fiルーターを選ぶポイント

    Wi-Fiを導入する目的を明確にしよう

    まず「何のために」Wi-Fiを導入するのか。そして従業員や訪問客、店舗の来店者など「誰のために」導入するのかを明確にしましょう。
    目的と利用者像が明らかになればWi-Fiルーター選定に向けて前進できるはずです。

    そして、「誰が」導入し、管理していくかも重要なポイントになります。
    Wi-Fiルーターには、初期設定が複雑で、知識が必要であったり作業時間がかかったりする製品があります。しかし近年では、桁数の多い暗号化されたパスワードの入力を省略してボタンひとつで簡単接続できる機能が付いていたり、スマートフォンやタブレット画面の操作指示に従って簡単設定できる専用アプリ付きの製品も登場しています。
    担当者のWebやITの知見に合わせて選定を進めるのがおすすめです。

    Wi-Fiルーターを設置する環境をチェックしよう

    次にWi-Fiルーターをどのようなスペースに導入するのか?設置環境もあらためて考えてみましょう。不特定多数の利用客が訪れる店舗やオープンスペースの場合、セキュリティ対策が重要です。
    個人情報の流出やコンピュータウイルスといったリスクを避けるためには、セキュリティ対策が施されたWi-Fiルーターを選びましょう。

    業務用とゲスト用でWi-Fiを使い分けたいなら、ゲストWi-Fiの設定があるものを選びましょう。
    ゲストWi-Fiとは、社員が利⽤する業務⽤のWi-Fiネットワークとは別に、来訪者専⽤の「ゲストWi-Fiネットワーク」を作成する機能です。社員が利⽤するパソコン・プリンタ・サーバなどには接続できないので、情報漏洩やウイルスなどの脅威の侵⼊を防ぐことができます。

    必要なスペックを考えよう

    最後にWi-Fiルーターのスペックを検討しましょう。
    業務において外せないのが、前述した同時接続台数です。製品によって推奨される接続台数は異なりますので、自社の最大利用者数と使用デバイス数の見当をつけて、Wi-Fiルーターを選びましょう。

    快適なWi-Fi環境を実現するためには、通信速度も重視する必要があります。Wi-Fiルーターの通信速度は、主に無線LANルーターの「アンテナ数」と「Wi-Fi規格」に左右されます。
    アンテナの本数が多いほど通信速度は速くなり、より遠くまで電波が届くとされています。Wi-Fiルーターには外部からアンテナが見えない「内蔵タイプ」と、アンテナが視認できる「外付けタイプ」があります。
    目に見えているアンテナの数=無線LANルーターに搭載されているアンテナの数ではない、 ということを覚えておきましょう。

    また、Wi-Fi規格には「世代」があります。
    ルーターのメーカーサイトやカタログで目にする「IEEE802.11○」という表記は、無線の国際的な標準規格のことです。
    2023年時点では、最新の規格は「IEEE802.11ax」ですが、1つ前の規格「IEEE802.11ac」での通信が主流です。無線LANルーターを選ぶ際は「IEEE802.11ax」、あるいは「IEEE802.11ac」に対応した製品を選ぶこともポイントです。

    Wi-Fi導入についてのまとめ

    オフィスや店舗にWi-Fi導入するメリットやポイントについてご紹介しました。
    この記事を導入の参考にしてみてください。

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    • Wi-Fiは、Wi-Fi Allianceの商標または登録商標です。

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