BIGLOBEモバイル導入事例株式会社大泉建設

掲載日：2018年09月05日

工事現場や道路の遠隔監視カメラにBIGLOBEモバイル回線を採用し、低コストと高い汎用性を実現

人目が行き届かない道路や工事現場は、事故や災害の状況が伝わりづらく、初動遅れが甚大な被害につながる場合があります。従来の監視カメラはコストが高く、汎用性にも欠けていました。ところが、近年モバイル回線の普及とサービス多様化で、その課題を打破するサービスが出てきています。北海道札幌市で工務店を営む株式会社大泉建設では、2009年から自社の工事現場監視のためのカメラを設置。現在ではBIGLOBEモバイル回線を採用して、全国へレンタル・販売を手がけています。

工務店でのノウハウを活かし、設置場所を選ばない監視カメラを開発

大泉建設が提供する「モバイルモニター」は、監視カメラにバッテリーやルータをオールインワンで内蔵。細部に工務店のノウハウが活かされた自社開発製品です。通信回線としてBIGLOBEモバイルのSIMカードを採用し、電源はソーラーパネルに対応しているので設置場所を選ばず、北海道の積雪にも耐える頑強さが特徴です。

映像はモバイル回線経由でクラウドに送信され、利用者はスマホやパソコンから現場状況をリアルタイムで確認できます。また雨量センサや警報アラームとも連動可能で、工事現場や高速道路の積雪状況監視、花火大会の雑踏監視などさまざまな用途で利用されています。

工務店の現場ニーズから生まれた監視サービスが自社の主力ビジネスに成長

大泉建設は1993年に札幌市で創業し、住宅の新築やリフォームを手がける地元に根ざした工務店でした。今は工務店の看板は掲げているものの、主力は監視カメラのレンタルビジネスです。きっかけは自らの工事現場の進捗確認や、施主様にLive画像を開示することによるサービス向上の想いからでした。しかし同業他社への営業展開を試みたものの一向に進展せず、代わって道路管理や公共工事現場での採用が伸び、今では高速道路や巡回車への搭載、全国各地の工事現場からレンタル依頼を受ける同社の主力事業となりました。昨今は街中に限らず、あらゆる現場において安全管理への要求が高まってきており、そこに大泉建設の安価な「モバイルモニター」が採用されたのです。

グローバルIPアドレスが利用できるモバイル回線、特に上り(映像や画像のアップロード)回線が低価格で使える点で、BIGLOBEモバイルの優位性を見いだしたのが大泉社長です。「比較検討しましたが、この事業に必須であるグローバルIP提供の信頼性とサービス内容の充実に役立つ多種の料金プランがあることからBIGLOBEが断然優位と判断しました。今後も対応するセンサや機器、技術の先進化に対応しつつ、より良い製品の商品化を続けていきたい」とのことです。
*2021年2月末をもってグローバルIPアドレスの提供を終了し、プライベートIPアドレスとなります。モバイル固定IPオプションをご契約の場合に限り、グローバルIPアドレスがご利用いただけます。

導入の経緯

2009年のサービス開始以来、通信サービスの拡大や、キャリア・MVNO各社のサービス拡充にキャッチアップしつつ、最適なモバイル回線を選択してきましたが、各社のサービス撤退やサービス変更に悩まされていました。BIGLOBEのモバイル回線は、個人向けのサービスを開始した頃からテストを行い、機能やサービス、価格面の充実から2013年11月に部分的に導入を決めました。他社でIPアドレスのプライベート化などが相次ぎ発生したこともきっかけとなり、全回線でBIGLOBEモバイルを採用しました。

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