導入事例株式会社フォルテ
掲載日:2018年09月20日
青森でスタートしたICTベンチャー企業が、地域観光ソリューションにBIGLOBEモバイルを採用
青森に本社を置く株式会社フォルテは、GPSを活用した移動体通信システムや地域観光ソリューションを提供して地域課題の解決に貢献するベンチャー企業です。先進のICTを活用したハードウェア製造をはじめ、地域の観光資源と組み合わせた事業への参画など、その取り組みは青森にとどまらず全国各地の自治体から注目を集めています。その提供サービスで、観光用の音声ガイド・ナビ端末「ナビチャリ」や、鳥取県岩美町で展開中の実証実験プロジェクト「ジオコムス」などに、BIGLOBEモバイル回線を採用しています。
「ナビチャリ」でGPS情報に即した音声ガイド。骨伝導ヘッドセットを装着することで安心して自転車走行が可能
「ナビチャリ」の仕組みを見てみましょう。あらかじめ観光協会が、観光客にめぐってほしい観光ルートと観光情報を設定しておきます。GPSが搭載された「ナビチャリ」はBIGLOBEモバイル回線でインターネットに接続され、位置情報に合わせた観光情報を音声で流すことが可能です。音声は骨伝導ヘッドセットを採用。耳にイヤホンを差し込むのではなく、耳の上部のこめかみに装着して音を振動として伝えるため、周囲の音やクラクションも聞き逃さず安全に観光を楽しめます。
「ナビチャリ」の操作はボタンを押すだけ。目的地を設定した後は、音声ナビの道案内に導かれて観光スポットを訪問、詳細な説明を聞くことができます。また多言語対応のため外国語や方言によるナビも可能。青森以外に高知県四万十エリアや佐賀県鹿島市エリア、静岡県伊東エリアなどの自治体でも採用実績があるほか、2020年の東京五輪での活用プランの一つにも選定されるなど、未来に向けて注目を集めています。
「ジオコムス」の実証実験、「八戸三社大祭」の本格導入。ICTにより地域活性化を目指す
同様にGPSと観光情報を組み合わせるソリューションでフォルテが参画したプロジェクトに「ジオコムス」があります。島根県岩美町の山陰海岸ジオパークエリアで、超小型電気自動車で観光地を巡る本実証実験プロジェクトは、鳥取県、岩美町、トヨタ車体、JTB、智頭石油とフォルテの6者で協定を結んだ「鳥取県観光モビリティ研究会」で企画され、2018年4月に稼働開始しました。
「ナビチャリ」と同様、観光情報とGPSが連動したり骨伝導ヘッドセットを活用しています。
グループ通話機能や多言語対応(日本語、英語、広東語、韓国語)の新機能も追加し、海外からの旅行者にも好評です。
2018年8月の「八戸三社大祭」では、山車に搭載されたGPS装置とスマートフォンのアプリを組み合わせて、目の前にやってきた山車の情報をアプリで閲覧できるサービスも展開しています。山車の運行管理ができ、アプリ利用者からはお目あての山車を見ながら友達同士で待ち合わせができたと好評でした。
株式会社フォルテではどのような経緯でこのような「地域活性化」とICTを組み合わせたソリューションを手がけるようになったのでしょうか。「もともとは青森で地域のポータルサイトを開発運営していましたが、技術とコンテンツを組み合わせた総合提案を行える企業を目指し、営業活動の幅を広げていった結果だと思います」(営業課の阿部氏)。GPS端末とモバイル回線、地図情報、観光情報などのコンテンツを組み合わせるソリューションは、青森にとどまらず全国に展開していくとのことです。
導入の経緯
株式会社フォルテ
営業部 営業2課 課長
阿部 裕 様
BIGLOBEモバイル回線は法人向けの料金プランが充実しているのはもちろん、IoTに関するノウハウがあることから安心して導入できました。発注もインターネットの管理画面から1枚単位で行えるので、必要なタイミングで無駄なく導入できること、注文してからの納品までのリードタイムが短いことが魅力です。月の通信量の上限を超過しても低速になるだけで従量課金にはならないこともメリットに感じ、導入しました。
お客さまのプロフィール
社名 |
株式会社フォルテ |
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URL | |
事業内容 |
ICTソリューション提供 |
所在地 |
〒030-0862 青森県青森市古川3丁目22-3 古川ビル3F |
問い合わせ先 |
問い合わせフォーム:http://www.forte-inc.jp/contact |